PepMetics® は、独自の模倣骨格を用いたStructure-Based Drug Design (SBDD)を可能にします。
従来のSBDDでは、ターゲット蛋白のポケットの結合部位に合わせてファーマコフォアを設定していましたが、PepMeticsでは、リガンドペプチドの骨格構造を模倣した独自の骨格を見つけ出し、対応するリガンドのアミノ酸側鎖を付けることで模倣化合物を合成することができます。
PepMeticsで使用される40種類以上の骨格は、標準的なヘリックス、屈曲したヘリックス、部分的に展開したヘリックスなど、様々なヘリックス構造を模倣しています(下図の赤い部分で表されています)。各骨格は、ヘリックスの特定の領域をカバーし、全体としてあらゆる天然のヘリックスを模倣することができます。